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先週の2月22日、第33回高知県国保地域医療学会が高知医療センターで開催され、食と健康を学ぶ会も平成24年から取り組んできたリハビリキッチンの活動発表をさせていただきました。

先週の2月22日、第33回高知県国保地域医療学会が高知医療センターで開催され、食と健康を学ぶ会も平成24年から取り組んできたリハビリキッチンの活動発表をさせていただきました。
発表者は理事長の松浦先生✨
今回は「これからの地域包括医療・ケア~食べることは生きること~」というテーマだったので、行政や地域と協働で行ってきた活動をやっとこういう場で発表できて良かったと思います✨

リハビリキッチンは「一緒に楽しく」をキーワードに、皆で楽しく料理を作り、食事をすることで、健康づくりにつなげながら地域の支え合いの力を育んでいく事業です。どんなに元気な方でも転倒で骨折したとか、何かの疾病で入院した等ありますが、それでも普段からミニデイ活動に参加している方は、自分でまた地域に戻ってきます。今までそういう方を何人も見てきて、この活動が単なる健康づくりにおさまっていないと実感します。この学会は市町村や国保の医療関係者が主に参加しているので、研究発表も医療・専門職種からの発表が主でしたが、「多職種の連携+地域」という部分で、主に地域の方で活動している私にはヒントがたくさんありました。
午後は高知県立大学の島田郁子先生が、最近よく聞く※「フレイル」を取り上げて、幅広く「食」のお話をしてくださいました。その中で「幸福度が高い人は共食率(誰かと食事をとること)が高い」という研究結果があることも言われていました。また、パネルディスカッションでは、専門職種が医療・介護の枠組みを超え、広く異業種や住民さんを巻き込んだ社会連携に発展させ、地域ぐるみでフレイル予防に取り組む発表などあり、今後のNPOの取り組み方にもいろいろ可能性を感じました。

※フレイルとは、健常から要介護へ移行する中間の段階と言われています。具体的には、加齢に伴い筋力が衰え、家に閉じこもりがちになるなど、年齢を重ねたことで生じやすい衰え全般を指しています。しかし早期にフレイルに気づき、適切に支援をうけることで健常な状態に戻ることができる時期ともされています。

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